SHA Pilot Rating System

みなさんこんにちは!運航部のtakahappyです。本日もブログをご覧いただきありがとうございます。

今回はSTAY HOME AIRLINESのパイロットレイティング制度についてご紹介したいと思います。

制度設立の経緯

最大の目的は「運航技術」の継承

フライトシミュレーターを買ったはいいが、どうも飛ばし方がわからない。果たしてこの飛ばし方で合っているのか?など初心者シマーのみならず、中堅シマーにとっても運航に係る情報がなかなか掴みづらいのがこの世界です。
SHAでは社員の皆さんに操縦・航空管制・フライトシマーとして気を付けることをご案内し、日頃のフラシムライフをより楽しく広げていただきたいという願いをもってこの制度を設立しました。

SHAコールサインの運用

上述の目的が達成されることによって、「SHAコールサイン」がフライトシミュレーター業界における正しい運用を行う者としての後ろ盾となります。このコールサインを社外で運用することで、YouTubeでの配信やVATSIM等でのオンラインフライトにて精度の高いフライトを行うことが今後のフライトシミュレーターの世界をより活発健全に広げていくことになると考えております。

どうやってやりとりをするの?

Discordをつかって情報を共有

ではどうやって受講者と指導者をつなぐのか?ですが、ここでSHAのDiscordサーバーを活用します。Discordにはヴォイスチャンネルがあり、ここでは参加者が画像をリアルタイムで共有することが出来ます。またSHAのDiscordサーバーは有志の寄付によりサーバーブーストが行われており、参加者全てがHD画質で画面共有が出来ます。これにより受講者の操縦操作が一目でわかるようになっています。つまり指導者も受講者とともに各計器類のモニタリングが出来るのです。

ATCツールも積極活用

後述するレイティング取得では航空管制(以下ATCといいます)スキルも必要とされます。前回のイベント報告でもご案内しましたが、JOINFSやTeamSpeak3を活用し、ATCサービス環境下で受講・受験をしていただけます。

レイティングの説明

では、SHAレイティング制度について各段階別にご案内します。

Trainee

概 要

SHAにご参加いただいた当初は「レイティングなし」となっております。
レイティング制度への参加の第1歩として「初回講習」を受講いただくことにより「Trainee」のロールを付与します。(一部の方には初回講習なしでTrainee等のレイティングをお渡ししておりますが、これは制度開始時に、普段の配信などで技量が確認されている方に対する「みなし」付与です。)

初回講習の内容

フライトの基礎

初回講習は各受講者の現状の操縦技術を前提に、次なるFlight Officer(以下FO)レイティング取得につながる操縦の基礎項目を実際フライトをしていただきアドバイスをさせていただきます。

パイロットリテラシー

SHAでは健全かつ安全な運航を規定しています。SHAパイロットして必要なリテラシーについてご案内し、より楽しくこの世界を満喫していただくためのご協力をお願いしています。

Flight Officer

概 要

航空機を適切に操縦できるかを審査いたします。この審査にパスするとSHAコールサインおよびSHAリペイントにてYouTube等での配信許可を付与いたします。

審査内容

  • タキシング・・・・適切な操作、速度でタキシングが出来るか
  • 離 陸・・・・・・適切な操作で離陸しているか
  • 計器の読み取り・・計器表示の意味を理解し、操縦に活用しているか
  • 着 陸・・・・・・適切な操作で着陸しているか
  • パイロットリテラシー・・・初回講習の内容が遵守できているか

Captain

概 要

Captain審査は有視界飛行方式(以下VFR)および計器飛行方式(以下IFR)の2種類があります。両方の資格を取得していただくとSenior Captainのロールを付与しています。双方ともCaptainとしてATCも含めた飛行を実施し、後述のシラバスをパスしていただくことで取得できます。取得後はSHAコールサインを用いてVATSIM等でのオンラインフライトの実施許可を付与しています。

Captain(IFR)審査内容

  • CDU入力
  • タキシング
  • 離陸
  • オートパイロット
  • MCP操作
  • 着 陸
  • フライトプランの作成
  • ATC(基礎用語の理解)

以上の項目について、実際のエンルート(東京羽田→大阪伊丹)間を実際のフライト同様に飛行していただきます。
審査の基準はあくまでも「オンライン環境下で他機に悪影響を及ぼささない飛行が出来るか否か」ですのでVATSIM等でオンラインフライトの経験を積んだ方には容易にパスできる内容となっております。

Captain(VFR)審査内容

  • トラフィックパターン飛行
  • ホールディング
  • ヴィジュアルセパレーション
  • タッチアンドゴー
  • 管制区出入り
  • ATC

2021年1月現在ではMSFS2020をご利用の方は軽飛行機でのフライトがメインになっている方も多いかと思います。そのような方はこちらVFRから受験いただくことも可能です。
VFRは少々難易度が高くなっています。オンライン環境下で他機に影響を与えない飛行をするための標準的な航跡を作る技量も拝見させていただきます。もちろんソロフライトでATCもこなしながら飛んでいただくことになりますので、こちらのレイティングをパスされた暁には相当の達成感が得られると思います。

Instructor,Checker

SHAでは上述のツールを活用して試験の他に「模擬試験」の体験受講も歓迎しています。「いきなり試験はちょっと」と思われる方も大丈夫。どのようなことが行われるのか体験することが出来ます。また、普段疑問に思っていることやフライト、操縦に関するご相談も弊社Instructor、Checkerが丁寧にお答えします。(といってもプロではないので難しいのは答えられないかもしれませんw)
またDiscordの画面共有を使ってトレーニングの受付も歓迎です。うまくタッチアンドゴーが出来ない、とか、着陸がうまくなりたい等、スキル向上のきっかけとなるアドバイスが出来たらと思っています。そしてSenior CAPを取得された方はさらに技術・知識の向上をしていただき、Instructor、Checkerとして活躍していただけることを願っております(Instructor、Checkerは推薦制です)

受験について

受験に際してはInstructor以上(種別を問わない)2名以上の推薦を必要としています。これは受験頻度の濫用を避ける意味があります。ご理解いただければと思います。なお、Instructor等と面識がなくても「模擬試験」を受講していただければ、受講会場にInstructorもオブザーバーとして集合しますのでそこで交流を深めていただければと思います。

おわりに

SHAではCaptainロール所持者20名を目指しています。VATSIMでは公認ヴァーチャルエアライン(以下VA)の条件として90日間15名以上のオンラインフライトが課せられています。SHAの翼が世界中のオンライン環境下で羽ばたけるよう、粋に感じていただける同士の方を募っております。運営スタッフも誠実に真心を込めてご案内していきますので、皆様のご協力をお待ちしております。

次回はフラシムの操作環境が劇的に変わる「まさか」の道具についてご案内したいと思います。

入社ご希望の方はこちら

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です