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【運航部ブログ001】教えましょう!羽田のLDA <チャート飛行>

· takahappy

みなさんこんにちは。takahappyです。

夏本番ですね。フラシム界隈でも夏本番です。夏ならではの楽しみがいっぱいあります。積乱雲を避けて飛んだり、羽田空港は南風運用が多くなるので、いつもの直線進入ではなく、途中で手動操縦に切り替えて着陸するアプローチが楽しめます。

そのアプローチにはLDAアプローチとVORアプローチというものがあるのですが、今日はまず所金社から中級の階段を登る第一歩であるLDAアプローチについてご紹介していこうかと思います。

ご覧のとおり、南風運用の際はRWY34L/Rではありません。RWY16L/RもしくはRWY22/23を使用します。都心ルートは時間が15時から19時と決まっていますので、それ以外の時間は22もしくは23になります。直線的にRWY22で降りようとすると市川市上空、浦安市等を低い高度で飛ぶことになります。騒音が気になります。お住まいの方はきっと困っていると思います。なので、悪天候時しかILSは使いません。

じゃあ、どうしましょう。この界隈、羽田空港は超過密空港で離着陸機がいっぱいいます。ちょっと東には成田国際空港もあります。世界有数の混雑地です。トラフィックには精密な高度、精密な距離間隔で飛んでもらいたいです。

そこでこう考えました。

東京湾をうまく使って騒音対策をしよう。でも精密に降ろしたい。

そうだ、方向だけでも精密に並べよう。ローカライザーを思いっきりオフセットしちゃおう!ローカライザーで精密に進入させれば、非精密進入時よりも低い着陸決心高度が設定できる!

これがLDA(Localizer-Type Directional Aid )アプローチです。

西や南から来た到着機はBACONというIAFに向かっていきます。BACONを7000ft以上で通過します。ここで操縦のポイントがあります。まず1個目。

BACONからBEASTまではエンジンをふかしてはいけません。アイドルで降りていきます。騒音対策です。

To avoid nuisance TCAS-RA and mitigate aircraft noise, pilots should make descent continuously with 1500FT/MIN or less descending rate and maintain low thrust setting
between BACON and BEAST.
(不要なTCAS RAの発生防止および騒音軽減のため、BACON~BEAST間は降下率1500ft/min以下で連続降下を実施し、低推力を維持すること。)

とあります。降下率にも気を付けながら降りていきます。

180KIAS at D8.0 IKL, 160KIAS at D3.0 IKL, If unable advise ATC

次に、地点通過速度が設定されています。IKLというローカライザーから8DMEで180kt、3DMEで160ktです。

IKLはちょうど東京ゲートブリッジの横に設置されています。

道路から見えますよ!

MAPt(ミストアプローチポイント)を通過したら手動操作です。ゆっくりと進路を233に向けます。この時降下率にも気を付けます。3度パスです。グラウンドスピードを2で割って10倍です。

正対した時に700ftくらいがいいでしょうか。PAPIがしっかり適正降下角度で進入していることを確認します。

後はしっかり設置してとうちゃーーくです!

タッチアンドゴーで何回も練習するとよろしいかと思います。もちろん地上目標を参考にしても大丈夫です。NDやPFDばかり見るのではなく、しっかり外も見ることが大切です。

また、ミスった時はゴーアラウンドする迅速な判断も必要です。迷ったらゴーアラです。強引に降ろすクセを付けると、上達を阻害します。同時にゴーアラの手順も覚えるというくらいの気持ちで、時間に余裕を持って練習するとよろしいかと思います。

フラシムで大切なことは、強引さを排除し、冷静にベストな判断を継続することです。意外とこの考え方は実社会でも役立ちますよ!自分の挙動が(いろいろな意味で)安定します。

まもなくお盆休みです。ぜひともSHAにお越しになって、フラシムライフをより一層満喫させてください。誠心誠意お手伝いいたします。

2026-08-03T00:00:00Z