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【フラシムPC入門】第8回 フラシマーのマイルストーン

· takahappy

みなさんこんにちは!takahappyです。

フライトシミュレーターの楽しみ方って人それぞれで、私は全てが正解だと思うんです。小型機から大型機まで、固定翼機と回転翼機。自動操縦と手動操縦。いや、飛ばし方を知らないので眺めているだけ。ホント様々です。ただ、フラシムでこういうことがしたい、出来るようになりたい、と思っているのにそれを達成するエッセンスがない、というのは機会の損失でもったいないな、と思うんです。SHAはそんなあなたに寄り添うコミュニティでありたいなと思っています。

ということで、よくあるのが「手動操縦が下手です。いつも墜落です。」というご相談です。今回はせっかくのシミュレーターなんだから自動で飛ばさず自分の手で飛ばそうよ、をテーマに、どんなことが出来たらどのレベルなんだろう、ということをお伝えしたいなと思います。

【LEVEL 1】(計器を読めるかな? )

まず自分が飛行機を操縦している時、自機がどのような状態か、を知ることが手動操縦上達の第一歩だと思います 。

《速度 計》

表題のとおり航空機の速度を表示するものです。

計器に表示されるのは指示対気速度(Indicated Air Speed)と言われていまして、まあこれは詳しく説明するのがものすごく難しいのですが、操縦する時に一番参考になる速度だと思ってください。数値は(ノーティカル)ノット、海里です。1kt1.852km/hです。ざっくり100ノットで158.2km/h です。

手動操縦時に大切なことは、じっくり凝視しないことです。周辺視野で速度計をチラ見して、「数値」と「速度の遷移傾向(速度が上がりつつあるか、下がっているか)」を捉えることです。どんな航空機でも計器盤の左にあ ります。

《姿勢指示器( ADI)》

この計器が空中での操縦で最も重要です。自機の姿勢を表示しています。

上昇降下、左右旋回、そして自機のピッチ角が表示されます。特にピッチは重要で、ピッチ角、ロール角の位置によってこれからの自機の高度遷移や速度遷移が想定できます。何か他の計器を見たらまたADIを見てピッチ角の状況を確認する。スキャニングテクニックを習得すると航空機の制御は飛躍的に上達 します。

《高度計》

表題のとおり高度を表しています。

単位はフィート(ft)です。注意したいのは、海面からの距離ということです。広島空港や松本空港のように海抜1000ft以上の空港に着陸するときは、少なくとも高度計が900なんて指さないということです。油断して1500ftである程度高度を保って飛んでいたとしても、もう地上はすぐそこです。空中での自機位置を3Dで捉えることが重要で、海抜からの高さを把握するのがこの高 度計です。

《方向指示器》

自機が進行する方向を表示します。

磁方位が数字3桁で表示され、000は北、180が南です。ポイントは068などの表示を見たとき、瞬時に南東に飛んでいるな、と把握したり、どれくらいのスピードで方向を変えているかなとか、「目で見た情報」を「動きの把握」に脳内変換できる力を身に付けると、手動操縦時にうまく機体の制御が出来るようになります。方向指示器はADIの真下にあります。

これら4つを**「ベーシックT」**などと通称しています。それだけ大切な計 器がこの4つです。

ベーシ ッ クTを補う計器 として、

《昇降計》

VS(Vertical Speed)と略する、機体の上昇降下率を1分間の移動量で表示する計器です。

今後この上昇降下率は、特に着陸時の進入角制御の道標になるので、こちらも「チラ見」で状況が分か るようになるといいでしょう。

ということで、フラシムを始めたときから習慣にすると後で矯正しなくて済むエッセンスを2 つお伝えしたいと思います。

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今見た計器は過去の状態

航空機は空中では猛烈な速度で移動しています。

あなたが今見た計器からの情報はコンマ何秒ではありますが、過去の情報です。なので入手した情報を参考に機体制御を修正するときは、一歩先ではなく、2歩先の将来を 考 えて操作をしなければなりません 。

何かを見たらピッチに戻る

様々な計器は視線をずらして見なければなりません。もちろん機外の状態も見なければなりません。計器をずーっと凝視してしまうと、うまく手動操縦できないんです。

何かを見たらADIの状態、特にピッチを見る。また他を見て、またADIに戻る。というスキャニング能力を育てなければなりません。このクセを付けてお く と、後々の操縦に余裕が出ます。

【 L EVEL 2】(飛行機をまっすぐ飛ばす)

ここが最大の難関だと私は思っています。以前ブログで飛行機をまっすぐ飛ばすをご紹介しました。ぜひご覧ください。飛行機を空中でまっすぐ同じ速度で飛ばすことがどれだけ大変か。

位置エネルギーと運動エネルギーの相関関係を理解し、ピッチとスラストを管理することができるか、がポイントになってきます。あらゆる速度、高度で機体をまっすぐ飛ばせるようになったら、フラシムの世界がものすごく広がってきます。まず、まっすぐ飛ばす技術を 目標 にしてもらいたいと思います 。

【LEVEL 3】(上昇降下と旋回)

空中での航空機操作を「エアワーク」とか「マニューバー」とか言いますが、手動巡航が出来るようになったら上昇降下、旋回、さらに複合した上昇旋回、降下旋回、さらに期待を45度ロールさせたスティープターンなど、手動操作の応用になります。まさに自由 自 在に自機をコントロールする術を得るわけ です。

【LEVEL 4】(着陸のお作法)

着陸は「計算され尽くした墜落」とも言われます。適正な降下率、適正な速度、変化する気象への対応、航空機が人間の生活の道具であり続けるために必要な重要技術です。安全な着陸ができることが目標になると思います。

例えば進入角ですが、一般的には3度の降下角と言われています。ではそのための降下率は? 計算で求められるんです。しかしながら着陸で忙しい時に計算するのは大変です。なので概算が出せる暗算式があります。「ルールオブサム」と言っていまして、各種暗算のコツがあります。この場合、指示対気速度を半分に割って、ゼロを一桁増やすんです。140ktでしたらVSはマイナス700ft/minです。昇降計がマイナス700でビタッと止まっているピッチを取れば、大体3度パスで降りていることになります。こういう事ができるか、がカギにな ります。

【LEVEL 5】(タッチアンドゴー)

手動操縦の集大成が「タッチアンドゴー」とされています。私の家の近くの駐屯地でもVMCの時は練習用ヘリコプターが毎日のようにトラフィックパターンを周回しています。タッチアンドゴートレーニングは実に理にかなった訓練です。なぜならパターン一周で離陸、上昇旋回、巡航、降下旋回、着陸の、航空機に必要とされる基本操作が凝縮されているからです。

フラシムでのTGLはとても為になる訓練手法です。今はVolantaなどでフライトの振り返りもできます。PCは録画機能も充実してきました。今自分に足りないものを教えてくれます。そしてこのTGLが出来るようになったら 、 手動操縦はひとまずクリアというところでしょうか 。

いつもご覧いただきありがとうございます。次回はヘンタイモードでいきます(笑)

2026-06-30T00:00:00Z